海外の結婚式の演出で多い「ウエディングボックスセレモニー」はタイムカプセルのようなもの。
別名「First Fight Box(ファースト・ファイト・ボックス)」と呼ばれ、初めて喧嘩した時にその箱を開きます。
将来の楽しみや、絆を再確認できるウエディングボックスセレモニー。
プランナーである私が海外の結婚式で定番のウエディングボックスセレモニーについてのあれこれをお伝えします。
- ウエディングボックスセレモニーとは簡単に言うとタイムカプセルのこと
- 取り入れることのメリット
- 実際の結婚式でワインボックスセレモニーを取り入れるとしたらこのタイミングがおすすめ
目次
ウエディングボックスセレモニーとは?
ウエディングボックスセレモニーとは、将来の自分たちに向けたタイムカプセルのようなものです。
ワインボックスセレモニーとも呼ばれ、古代ギリシャから始まったと云われています。
ワインと一緒にお互いに宛てた手紙を木箱や入れ物に入れ、ゲストの前で鍵や釘で封じ込め、タイムカプセルにします。

ウエディングボックスセレモニー 引用:https://www.younghipandmarried.com
欧米では、5年後・10年後などの節目の年にその箱を開け、ワインを飲みながらお互いの手紙を読みます。
また、節目の年以外にも、ふたりの関係にひびが入りそうな時や、大きな喧嘩をした時に開けます。
そのため、「First Fight Box(ファースト・ファイトボックス)」とも呼ばれ
結婚式の気持ちを思い出して、困難を一緒に乗り越えようという意味も含まれています。
挙式の中でも披露宴でも取り入れられる、海外では人気の演出です♡
ワインや手紙をボックスに入れ、タイムカプセルを作るウエディングボックスセレモニー
記念日や困難が訪れたら開けて、結婚当初の気持ちを思い出せる演出♡
ウエディングボックスを取り入れるメリット
ウエディングボックスを取り入れるメリットはたくさんありますが、その中から3つご紹介します。
将来の楽しみができる
ウエディングボックスの一番良いところは、将来の楽しみを作ることが出来るところです。
結婚式という幸せなイベントが、その日だけでなく、将来のイベントとしても作れることは他にない演出ですね。

例えば、ウエディングボックスに入れる手紙。
お互いに宛てた手紙をその場で読んでも良いですが、読まずに箱の中に入れたら
どんなラブレターを贈ってくれたのかな?と、読むのが楽しみですよね。
またその箱を開けるのは10年後!と決めたら、節目の年が来るのが楽しみになります。
初心に返れる
年月が経ってからウエディングボックスを開けることで、お互いに誓い合った日の気持ちに返れます。
ウエディングボックスの中に、お互いの好きになったところや結婚を決めた理由、結婚式当日の気持ちを綴った手紙を入れます。
そして節目の年や喧嘩した時に見返すと、結婚式の時の気持ちや、この人と結婚したいと思った気持ちが蘇ってきて、初心を思い出すことができます。

日々一緒に生活をしていくと、段々と初めての気持ちは誰でも忘れてしまうものです。
こういうツールを使って記念日に思い出すことで、更に良い関係が保てそうですよね♡
将来の家族へのプレゼントになる
将来お子様ができて家族で開けた時の楽しみができます。
例えば、まだ見ぬお子様に向けてのラブレターや、パパとママはこんな気持ちで結婚をしたんだよ、ということを知らせたり、結婚式で身につけた物を入れてプレゼントにするなど…
家族で開けた時を想定していき、中に何を入れるかを考えると愛が溢れますね♡

将来のお子様へのプレゼントを入れるのも♡
タイムカプセルの中に何を入れる?
将来開けた時の楽しみとして、ウエディングボックスの中には、今の気持ちや状況を知れる物を入れると良いでしょう。
ボックスの中に入れる物アイディア
結婚式の気持ちや空気感を味わえるもの、お子様に向けたものを考えましょう。
例えば
- お互いに向けたラブレター
- 誓いの言葉のコピー
- 結婚式当日の新聞
- ゲストからのメッセージ
- 結婚式で使った生い立ちビデオなどのDVD
- 将来のお子様に向けた手紙
- 年月が経っても色褪せない宝石(それをお子様にプレゼントするのも素敵)
- ふたりの写真
…などアイディアは無限大♡

ワインや手紙、プレゼントなどボックスに入れましょう♡ 引用:https://artificerwoodworks.com
それと一緒に、熟成を楽しめるワインや、年月を重ねても楽しめる物を入れましょう。
ワインの選び方
一緒に入れるワインも意味のあるものにしたいですよね♡
- ボトルワインを選びましょう
- 熟成していくと美味しいワイン
- ふたりの記念日や結婚式の年のもの
- ふたりのお気に入りのワイン
上記以外でも、ラベルをオリジナルにしたり、記念のものとして高価なワインにしていくのも素敵ですね。

店員さんに聞くのも◎ ワイン選びも楽しみましょう♡
結婚式のことを思い出せるようなグッズや、将来の家族に向けたものなど結婚式当日の空気感を感じられるものを選ぶと◎
ワイン選びもこだわってみて!
実際に取り入れるアイディア4選
では実際に取り入れるにはどうすれば良いでしょうか?
準備するものと、どのタイミングで行うかを提案します。
用意するもの
事前に準備しておくものとしては
- ボックス
- トンカチや南京錠、釘
- ボックスの中に入れるもの
です。

ウエディングボックスセレモニーイメージ 引用:https://lioneltan.co.nz
ボックスは木製のワインボックスが一般的です。
それに釘をトンカチで打ち付けて封じ込めます。
しかし、箱によっては南京錠で鍵をするタイプでしたり、
その日まで開けないと誓えるなら瓶でもOK!
中に入れるものにもよりますが、ワインだったら傷まないように木製のボックスが良いですね。
名入れのボックスにしていくのはオリジナル感があって◎

挙式で取り入れる
一番多いのは挙式で取り入れるアイディアです。
誓いの言葉を言ったあと、それを箱の中に入れ、釘とトンカチで封じ込めます。
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挙式でウエディングボックスセレモニー 引用:https://www.brides.com
立会人代表として、親御様などゲストに協力してもらって杭をしてもらう、ゲスト参加型にすることもできます。
また、受付でゲストから将来の二人に向けてのメッセージを集めておけば、それも一緒に入れることができます♡
披露宴で取り入れる
お色直し入場時やケーキ入刀の代わりに取り入れるアイディア♡
お色直し入場時や披露宴中にゲストテーブルに周り、ゲストからメッセージを集め箱に入れます。
そして全員からいただいたら、メインテーブルで封じ込めの儀式を行います。
夫婦が共同ですることから、欧米ではケーキ入刀の代わりにする方もいるんだとか♡
結婚式以外で取り入れる
結婚式後にするアイディア♡
結婚式後に二人だけのセレモニーとして行うメリットは、結婚式当日の写真も入れられること!
将来見返した時に良い思い出になりそうですよね。
まとめ
結婚式の日から始まる楽しみのウエディングボックスセレモニー。
結婚の節目の年や喧嘩をした時に、結婚式の誓い合った気持ちを思い出し、
よりお互いを大事にできるアイディアです。
取り入れてみてはいかがでしょうか♡
トップの画像はカメラマンのLionelよりお借りしました。
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