フリーのウエディングプランナーとは?
結婚式場に頼まずにフリーにお願いするメリットって?
日本では「結婚式が決まったら結婚式場」という感覚ですが、
欧米では「結婚が決まったらウエディングプランナー選びから」とあるほど、人探しから始まるのです!
これだけインスタグラムなどSNSが発達して個人と繋がれる時代で、結婚式だけ全てパッケージでお願い、はもう古い!?
式場プランナーとして・フリーランスのウエディングプランナーとして、どちらとも働いた私だからわかる、フリープランナーの魅力についてお伝えします。
この記事を読めば、好きな場所で、好きな人と、安心予算で行える結婚式を実現してくれるフリープランナーにお願いしたくなるかも!
- フリーランスのウエディングプランナーとは、ふたりの最大の味方!
- フリーにすることで得られるメリット4選
- フリープランナーにすることで叶えられる3つの自由
目次
フリーランスのウエディングプランナーとは?
結婚式場など特定の会社に所属していないウエディングプランナーのことです。
日本でも認知が広まってきていますが、海外では結婚式をする際にフリーのウエディングプランナーに頼むのがスタンダード。
ウエディングプランナーを決めてから会場選び、ドレス選びなどを一緒に行なっていくため、結婚式のコンサルタントと一緒にセカンドオピニオンを取り入れながら結婚式を自由に創っていけることが大きな特徴です。

ふたりらしさを引き出すプランナー 引用:http://www.weddingswithclass.com/
わかりやすいように、下記に結婚式場で申し込んだ場合の流れと、フリープランナーにお願いした際の違いを書いて見ました。
式場やフリープランナーごと細かく違いはありますが、大まかに言うと下記のような形です。
会場を決める
↓
ドレスショップで自分たちで衣装を決める
↓
<およそ半年〜3ヶ月前>
打ち合わせが始まる
お花や料理、ケーキなどそれぞれのスタッフと打ち合わせをする
↓
結婚式当日は担当プランナーでない人が自分の近くでアテンドをすることもある
プランナーが式にいないこともある
フリーのウエディングプランナーを探す
↓
予算や希望内容からピックアップした会場を提示してもらい
会場を一緒に決める
↓
ドレスやお花、その他アイテムをトータルで見て一緒に選ぶ
↓
結婚式当日はふたりのアテンドをして行く
もちろん会場ごと・フリープランナーごと異なってきますが、
ざっくり言うとフリープランナーは、お二人と一緒のチームになって引っ張ってくれるチームリーダーのようなもの!
最初から最後までついてくれ、総合演出をしてくれるのがフリープランナーです。
トータルコーディネートをしてくれて統一感が出る
フリープランナーはお二人の結婚式の総合演出の監督。
結婚式は半年など時間をかけて衣装やお花、テーブルコーディネートなどをパーツごとで決めていくため、全体が見えにくく、どうしてもブレてしまいやすいです。
それに、お互いの好きなものを集めていくと、当日、シックなテーブルクロスにキャラものの席札…などミスマッチが起きやすいのも事実。
それを第三者目線で見てくれて、選び方のアドバイスをくれるのがフリープランナー。
ではトータルコーディネートしてもらうポイントは下記4つです。
- コンセプト
- 会場選び
- 衣装選び
- 装花やコーディネート
コンセプト決め
自分たちはどんな結婚式にしたいのかを知っていくことは、結婚式を創る上でとても重要です。
「結婚するからなんとなく結婚式はした方がいいのかなって」というカップルはとても多いですし、それが悪いわけではありません!
でも、結婚式準備をしていくに当たり、一本軸を持っていた方が、何かを決める時にスムーズですし統一感が出やすいです。
ただ、その結婚式の核になるものを自分たちで見つけ出すのは、かなり困難です。
自分たちらしさ、と言うのを引き出してもらうには、第三者の目線で見つけて言語化してもらうことが一番認識しやすいです。

ふたりらしさを引き出してくれるカウンセリング 引用:https://creativeweddings.ca
フリープランナーはより結婚式についてのあれこれを始める前に、じっくり二人と向き合い、コンセプトや大事にしたい想いなどを引き出していくことから始まります。
そのため、二人も自分たちの結婚式への想いを認識し、どういう方法で結婚式を行なっていくかを決めやすくなります。
会場選び
果てしなくある中から、イメージに合わせた場所や会場を提案してくれます。
コンセプトを決めたり、ふたりらしさを知ったプランナーが、ふたりの結婚式に合いそうな会場をピックアップしてくれたり、二人が行きたい式場などに同行したりして会場決めを手伝ってくれます。

会場選びはスペックよりもふたりの想いを大事に 引用:https://junebugweddings.com
式場選びから始めるカップルはここから始まるため、どんな結婚式にしていけばいいのかがぼんやりとしていて、会場のテイストや収容人数で選びがちになります。
それに、ゼクシィの分厚さを見たらわかりますが、地域にいくつあるんだ…というほど、結婚式場があり、どのように選べばいいか露頭に迷う新郎新婦が多発します。

考えてみてください、1軒あたり、4時間ほどかかる会場見学です。
それを平均3−4軒回るのですから、最後は体力勝負になりそうですよね…
そこを、ふたりらしさを知っているプランナーがついてきてくれたり、場所の提案してくれたりしたら、より効率よく決められそうですよね。
衣装選び
ドレスやタキシード選びに友人を連れていく人はなかなかいませんよね。
でも、同性の意見や客観的な意見、自分のことを知ってくれている人からアドバイスをもらいたいですよね!
友人とは行けないから、お嫁さんのほとんどはお母様と一緒に来られる方が多いです。
しかしお母様世代と現在のトレンドでは大きく変化していて、親御様の意見と自分のしたいスタイルとで板挟みになるお嫁さんをよく見かけます。
ドレス選びもトータルコーディネートの大事な肝です。
式場に勤めていた頃、クールな雰囲気が素敵な花嫁がピンクのラブリーなドレスを選んでしまうなど…
一緒に選べたらもっと引き立たせられるドレスをおすすめしたのに!と思ったこと何回もあります。
でもフリーのプランナーならドレス選びも、お嫁さんの良いところを生かしつつ、
会場やふたりの結婚式イメージに合ったものを提案できます。

ドレスもトレンドや場所、お嫁さんらしさを見てアドバイス 引用:https://www.onlineschoolscenter.com
そして、フリーならではですが、ドレスのトレンドにも敏感です。
試着に何度も同行していると、今のトレンドやお嫁様に似合う・似合わないがすぐわかります。
その情報ってお嫁さんにとってはすごく貴重で、大事な意見ですよね♡
装花やコーディネート
当日のイメージに統一感を持たせると、お洒落感やテーマ性が伝えやすくなります。
それを第三者目線でふたりの想いを知りながらお花屋さんと打ち合わせをしたり、テーブルコーディネートの提案をしていくのもフリープランナーならではです。

ふたりに親身になって一緒に結婚式を創ってくれるフリープランナーに頼むと
- コンセプト
- 会場選び
- 衣装選び
- 装花やコーディネート
をお二人の想いを汲んで、統一感を持って創ってくれます♡
フリープランナーで叶う3つの自由
フリープランナーだと会場の制限がないため、フルオーダーのようなイメージで、自由度が高いのが一番の特徴です。
具体的に下記の3つを自由に選べるのがメリットだと思います。
- 自由にベンダーを選べる
- 場所の自由
- 当日の進行
順番に見ていきましょう。
自由にベンダーを選べる
ベンダーとはカメラマンやヘアメイクなど、結婚式に関わるパートナーのことです。
会場の制限がないため、提携しているベンダーはいるものの、必ずしもその提携先を使わなくても良いのです。
例えば、最近多いのは、インスタグラムを見てカメラマンはこの人がいい!というお嫁さん。
しかし、提携していないカメラマンさんだと会場所属の場合は難しかったり、持ち込み料を取られたりします。

その点、フリーのプランナーはパートナーの制限がないことが多く、理想の人材で結婚式を創っていくことが出来やすいです。
同時に、式場に払う仲介費なるものも発生せず、費用を抑えられやすいです。
場所の自由
結婚式を行う場所も自由に決めていくことが出来ます。
- 結婚式場以外にも、
- 大自然のワイナリーで行うナチュラルウエディング
- アットホームにレストランウエディング
- 思い出の公園でのアウトドアウエディング
- キャンプ好きな二人にテントウエディング
などなど…

牧場や公園で結婚式 引用:https://www.theweddingstandard.com

ワイナリーで行う結婚式も!場所は自由♡ 引用:https://www.wedding-spot.com
場所の許可さえ取れれば、結婚式の場所は無限大です!
当日の進行の自由
結婚式の流れも型にはめられてものではなく、オリジナルで創っていけます!
例えば、披露宴から始まって、披露宴途中で挙式を行ったっていいのです。
自分たちのことを知ってもらって、ゲストが程よく打ち解けられた頃にしっかりとお祝いをしてもらうメリットがあるかもしれません。
ファーストミートにこだわるなら、ファーストミートの場所やシチュエーションを練って、そこにポイントを当てこだわる進行にすることもできます。

式場だと決まった流れでないと、何組も結婚式を行うことが出来ず、流れはある程度限られてしまうのが現実。
でも会場が許せば、フリープランナーとならふたりらしく進行もアレンジできます!
- 自由にベンダーを選べてこだわりの人材で結婚式を行える
- 場所もふたりらしくアレンジできる
- こだわりを生かせる進行を組んでいける
精神的な支えになってくれる
結婚式のあれこれを、プロとして全てサポートしてくれるのがフリープランナー。

いつだって味方でいてくれる心強い存在 引用:https://plannerslounge.com
結婚式はそのイベント特性上、ご友人に相談しづらいものですよね。
フリープランナーはふたりの共通の友人のような存在で相談に乗ってくれ、
初めて迎えるふたりの一大イベントの不安も楽しみに変えてくれる、とっても心強い存在です。
また、プロとしてアドバイスをくれたり、二人が言いにくいことを会場と交渉してくれたりします。
揺らぎやすい精神状態の時も、いつも味方で支えてくれる存在はとっても大きいものです。
フリープランナーのまとめ
会場に所属せず、独立的な立場だからこそ自由度の高い結婚式を創れるフリープランナー。
初めて二人で創る一大イベントに、プロとして・友人として・ふたりの結婚式のチームリーダーとして二人を支え、ふたりらしさを見つけ、コーディネートしてくれます。

これからは「個」の時代!
新しい発想で取り入れてみてください♡
トップの画像はPasion Eventosよりお借りしました
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