コロナウィルス感染拡大に際し、ワクチン接種が始まってもなお、まだまだ感染が広がっている中、結婚式をされるか悩まれている新郎新婦も多いのではないでしょうか。
そんな中、規制が徐々に緩和されてきているハワイで、ビーチと自宅にて温かい手作りウエディングをされたおふたりがいらっしゃいます。
結婚式をされるか悩まれていらっしゃる方に大きなヒントになるのではと思い、インタビューさせていただきました。
大々的な結婚式場での結婚式ではなく、自宅での結婚式は、近しい人とゆっくり過ごせるまさにアットホームなウエディング。
自分たちの結婚式のカタチについて考えるきっかけになれば幸いです。
目次
自宅で手作り結婚式を行ったおふたりについて

お名前 | AIさん♡RYANさん |
挙式日 | 2021年7月31日 |
挙式場所 | ハワイのビーチ |
パーティー場所 | ご友人宅 |
参列ゲスト | 40人超 |
準備期間 | 1週間 |
AIさんがハワイにお仕事で行っている時に出会い、3年半のお付き合いをされたおふたり。
結婚するならこの人!とお互いに決めていましたが、結婚するという人生の大きな決断をじっくりとお互いに考えていたそうです。
結婚すると決断をしてから、わずか1週間後に挙式をされました!
3年半のお付き合いの中で、共通のご友人も多く、おふたりの結婚を待ちわびていたご友人やご家族の喜びが大きかったようです。
ビーチ挙式+お家ウエディングについて


ハワイはコロナウイルス感染症の規制の関係で、屋外の場所も含めて人数制限が設けられています。
でも、結婚式をすると言ったら、本人たち以上に喜んでくれた友人たちが多く、みんなが集まれる場所を探したところ、唯一人数制限が設けられていなかった場所がマジックアイランドで、すぐにそこに決めたそうです。
AIさんのご家族は日本にいらっしゃるため、zoomをつないで参加。
結婚式後のパーティーは、なんとご友人の手作り!
結婚が決まったことを知らせると、周りの友人たち6~7家族が「うちでパーティーしよう!」と自ら企画してくださったのだそう。
当日のタイムスケジュールは
10:30 セレモニー開始
11:00 セレモニー後、写真タイム
12:00 友人宅でウエディングパーティー
23:00 お開き
一日掛かりの結婚式を楽しく過ごせたのは、新郎新婦も含め、みんながそれぞれご友人宅でリラックスして日常のように集まって過ごせたからだそうです♡
結婚式でこだわったところやゲストへの配慮

来てくれるゲストと私たちの「いつもの関係」のように、かしこまらずにラフにしていきたい、というのはありました。
それと、日本から参加してくれている人向けにZoomで配信を行い、日本にいる家族や友人にも参列してもらいました。

ワイワイ楽しく、が自分たちらしいとし、新郎新婦やゲスト含め、皆さんビーチサンダルで参加したり、衣装もドレスまではいかないセミフォーマルで参加。
新郎の衣装は新たに購入したものがないくらい、自分で既に持っている白い短パンに、白いアロハシャツ、ビーチサンダルで参加。
新婦AIさんも、ドレスと白いビーチサンダルは購入したものの、アクセサリーはいつも自分が身に着けているもので行いました。

おふたりの愛犬も参列! ゲストも終始リラックスした雰囲気で挙式
ゲストに関しても、足元はビーチサンダルで、お子様も含めてカジュアルな服装で参列されたことで、終始にぎやかな雰囲気があったそうです。
結婚式のzoom配信について
ゲストから見えない方の耳にイヤフォンをつけていたのですが、
両親の「よかったね」という声を聴きながら挙式が出来たのは、胸にグッとくるものがありました。

zoomで配信することを牧師先生に伝えたところ、ワイヤレスイヤフォンをゲストから見えない側の耳にすると良いとアドバイスをいただいたそう。
当初予定にはなかったことで、zoomで参加しているAIさんのご家族も、おふたりに声が届いていることは知らなかったそうです。
そのため、誓いのキスを行った際に、耳元で親御様の「良かったね~」という本音のコメントが聞けたことが、より一層嬉しかったそうです。
zoomだからこそ、式中にゲストの声が聞こえて、画面は見れなかったけど、音声で家族が喜んでいるのが聞こえたのは嬉しかったですね。

挙式後にも、zoom上で日本から参加してもらったゲストと話したり写真を撮る時間を設けて、日本のゲストにも届けられました。
自宅ウエディングについて
「パーティーはうちでやりなよ」と言ってくれたため、友人宅でパーティーを行いました。

当日は、挙式後にご友人宅へ移動し、ゲストはおふたりの入場をフラワーシャワーで迎えてくれたそうです!
ご友人宅の飾り付けやお料理、ケーキも全てご友人たちが手作りや手配してくれたもので、まさに手作りのお家ウエディングでした。
12時から23時までと、通常の結婚式の時間から考えるとかなり長いように感じますが、実際はお家でゆったり気心知れた仲間とワイワイしていたらあっという間。
お子様がいらっしゃる方もいましたが、お家なので気にせず子供は子供で遊びまわってもらっていたそう。
それに、日本の結婚式場での結婚式だと、お手洗いに行くタイミングも少し気を使いますが、自由にその時間をゲストと楽しむために特に大きなプログラムも組まなかったため、お手洗いに行くのも自由ですし、気を遣わずにゲストも新郎新婦も過ごせ、まさに“いつもの感じ”で楽しめたそうです。
お家ウエディングのお料理について
それ以外は全て友人にお任せしましたが、本当に素敵にしてもらいました。


ハワイでは、ゲストそれぞれが1~2品ずつお料理や飲み物を持ち寄ってパーティーをするスタイルが多く、この日もご友人たちが持ち寄って彩ってくれました。
また、アメリカではコストコで大きなオードブルなどがあるため、比較的パーティーのお料理などは準備しやすいことも相まって、当日はお家ウエディングといえど豪華なお料理が!

そしてケーキはご友人が作ってくださったということで、ケーキ入刀も行いました。
手作りケーキだなんて素敵すぎますよね♪
お家ウエディングの飾り付けについて
ご友人宅での飾り付けは、お花を飾っていたり、ストリングライトでふんわりした雰囲気を出してもらったりして、ご友人が色々としてくださっていたそうです。


何でも買うのではなく、身近にあるもので工夫していくと、心の温まった素敵な装飾になりますね。
身近な人のみが集まるお家ウエディングだからこそ、完璧なもので全てを用意するというよりは、気遣いが感じられるものを置いたり、話題のきっかけになるようなものを置いたりしても良いですよね♪
例えば、お庭のお花であれば、そこからガーデニングの話題になりますし、お家にアルバムがある場合は、新郎新婦それぞれのアルバムを見返して、小さい頃の話や学生時代の話に花を咲かせたりもできます。
お家ウエディングでは、結婚式場のように制限がないため、みんなでゲームをしたり、何時間でも食べたり飲んだりして過ごせるのが魅力ですよね。
手作りウエディングの結婚式準備について
結婚式も牧師先生の手配からゲストのアナウンス、ヘアメイクやドレスも、全て自分たちで手配しました。

結婚することを決めてから結婚式までの準備期間は、なんと1週間!
その間に挙式をどこで行うかや牧師先生の手配、お花の手配やドレス探しなど全てを自分たちで行いました。
一番苦労したのは、ドレス探し。
フォーマルまではいかない、でもきちんと感のある白いドレスを探すのに、ハワイは物やお店も限られているため、難航したそうです。
なかなか「これ!」というものに巡り合えず、お店を回る日々だったそう。
Hawaiiの場合、Amazonでネット注文しても届くまでに1週間ほどかかるので、自分の足で回っていきました。
そして、ようやく運命の一着に巡り合えたそうです!
自分たちで結婚式を手配するのも、日本ならすぐ物が手に入るから、行いやすいと思います。

確かに、日本であれば近くの大都市圏に行けば、様々なショップがあり、携帯を開けばメルカリやAmazon、楽天などオンラインショッピングもすぐに届きますよね。
自分たちで手配をしていくことで、見つけるまでに時間がかかったり苦労があるかもしれませんが、その分愛着が湧きますし、費用も安価に抑えることが出来ます。
当日のヘアメイクについて
当日のヘアメイクも自分で行ったというAIさん。
事前にYoutubeで「花嫁メイク」を勉強して、手持ちのアイシャドウなどを使ってメイクの練習をしました。
そのおかげで、ご友人からも好評だったそうです♪
また、ネイルも自分で行って、まさにセルフプロデュース!
日本で結婚式となると、結婚式場に行ってプロに全てお任せ、という方も多いはず。
でも、結婚式も日常の延長線上なので、その日だけ特別にするのではなく、自分たちでちょっとスペシャルにする工夫を重ねていけたら、より思い出に残る日になります。
結婚式を迎えての変化や感想

特に彼の中で責任感が増したのか、彼の言動が変わってきているなぁと感じます。

結婚式まで怒涛の準備期間で、結婚したという実感があまりなかったというAIさん。
でも、結婚式中に彼と向き合って手を繋ぎながら誓いの言葉を言っている時に、お付き合いされていた3年半の記憶が走馬灯のように蘇ってきたそうです。
今までのことを思い出しながら、彼が目の前で「妻にします」という言葉を言ってくれた時に、大きな喜びとともに実感されました。

そして、なかなか言葉でいつも愛情を伝えない彼が、結婚式の日からきちんと言葉でも愛情を伝えてくれるようになったり、今まで以上に仕事に打ち込んでいたりと変わってきたそうです。
結婚式をしたことで、自分たち心境にも変化がありましたが、ご家族もとっても喜んでくださったそうで、家族のためにも結婚式をして良かったとおっしゃっていました。
まとめ
結婚式までわずか1週間で、自分たちで手配や手作りされて準備をされたおふたり。
ご友人宅でのパーティーでは、お祝いの気持ちで集まったご友人たちの温かい空間や、持ち寄りのお料理が何よりもおふたりへのギフトだったのだろうなぁと感じました。
今までは、結婚式場で職場の人も含めた大人数でしっかりとおもてなしをした完璧な結婚式、というものが何となく価値観にあったように思います。
でも、コロナ禍でなかなか大人数で集まれない今、結婚式のカタチがよりミニマムに、より濃く、よりラフに変わってきています。
それを突き詰めると、昔日本でも行っていたような家婚式、つまりお家ウエディングになり、家族や近しいご友人という濃い繋がりが集まり、お家という心の中心になる場所でお祝いしてもらうことにつながります。
それは、本当に呼びたい人だけを集めて、ふたりらしいカタチで感謝を伝えていくこと。
豪勢にしたり完璧にしたりするのがおもてなしなのではなく、ふたりらしいカタチでゲストに愛を伝えていくのが、これからのおもてなしになっていくのではないかと思います。
AIさんたちのように、自分たちで出来ることはして、「何のために」結婚式をするのかを考えて、おもてなしをしていきたいですね!

素敵なおふたりの結婚式のシェアをありがとうございました!お幸せに!
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