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結婚式で挨拶をする際カンペは見ていいの?
「結婚式で乾杯の挨拶を頼まれたけど、すべて覚えられる自信がない…」
「人前で話すのが苦手な上司に、挨拶を頼まなければいけないけれど、なんてアドバイスしたらリラックスしてもらえるかな…」
スピーチを頼む側としても、頼まれた側にしても、少し不安な声があがりますよね。
特に主賓の祝辞などは、紙を見ることで頼りない印象になるかな…など思われるかもしれません。
しかし、原稿用紙を見ながらスピーチすることは、マナー違反ではないのです!
「緊張して頭が真っ白になってしまいそう」と思われるのであれば、用意しておき、紙を見ながらスピーチをして良いのです。
この記事を書く私は、何千組の結婚式を見てきたウェディングプランナーであり、実は、高校時代に放送部として全国大会に出るような名門校のアナウンス部門でスピーチをしていました。
そんな私から、メモを見ながらスピーチすることについてや、スピーチをするときの心構えについて詳しく解説します。
この記事を通して、結婚式でのスピーチが楽しみになるかもしれません♪
結婚式の乾杯挨拶でメモを見ても良い?
考えた挨拶文を見ずにスピーチすることが理想ですが、メモは見てもOKです!
理由は人前で緊張して、真っ白になってスピーチが出来ないことを避けたり、心の安心材料としてあると、より良いスピーチができるためです。

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実際に、何百組という結婚式を見てきた中で、主賓の祝辞や乾杯の挨拶等、メモを見ながら話す人は大体半数ほどでした。
なので、メモを見るのがおかしい、というような感情は皆さん抱かないのではないでしょうか。
確かに、新郎新婦よりも目上の立場でのスピーチとなると、メモを見ずにペラペラっと言いたいところかと思います。
しかし、目上の立場だからといって、全員がそれをできるわけではありません。
また、メモを用意しなかったことで、パニックになって話の要点がまとまらなくなってしまったり、しどろもどろになってしまったりもします。
すると、会場全体の不安感も相まって、余計にパニックになってしまいます。
それであれば、最初からメモを見てスピーチをする方がスマートです。
緊張してしまってどうしよう、という方はあらかじめ原稿を用意し、原稿を見ながらスピーチしていきましょう
乾杯や挨拶をメモを見ながらする際の注意点
メモ用紙の素材と、話し方に注意すれば、メモを見ながらスピーチも堂々とした印象をつけることが出来ます。
メモ用紙の素材
人前で出すものに相応しいメモ用紙の素材にしましょう。

注目される中で出すもので、結婚式というフォーマルな場に合わせ、シワシワにしたり、汚れていないものにしていきましょう。
大きさとしてはA5くらいまでの大きさで、しっかりとした素材で、透けて見えない素材が良いでしょう。

あるご年配の主賓の方で、書道のような達筆な文字が和紙に縦書きで書かれているのを見て、日本の伝統やその方が心を込めて二人ために準備したスピーチということが伝わってきました♡
スピーチをするときの態度
メモを見ながら話すときは、スピーチをしている目線や態度がとても大事になってきます。

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話すときは会場全体をゆっくり見渡すように、アイコンタクトを取っていくことがとっても大事です!
これをしなければ、メモは見ちゃいけないと思うほど大事です!!
大勢の人の顔を見ながら喋ると余計緊張するかも知れませんが、スピーチはあくまで「伝える」ことが大事なのです。
上手に読むことではないのです。
そして聞いてくれている人とアイコンタクトを取ることで、自分が堂々とした態度であることも印象づけることができます。
メモを見る時間
メモを見る時間は2-3行に対し1,2秒ほどが理想です。

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これはアナウンス部時代に習得したのですが、2-3行のメモの文章を伝える時、メモを見ている時間は1,2秒ほどにすると良いと思います。
それ以上時間を開けてしまうと、不自然な間になってしまいます。
また、いつもより気持ち大きめの声を出すと、自分自身の緊張が解れるのと同時に、しっかりとした印象になるため、おすすめです!
冒頭の挨拶まではメモは見ない
司会者より紹介された後、マイクの前に立ち新郎新婦への祝福と自己紹介までは、出来るだけメモは見ないようにしましょう。
第一印象で堂々とした印象をつけるためにも、ゲストや新郎新婦の顔を見て挨拶をしましょう。
メモを出すのに断りを入れた方がいい?
断りを入れなくてもOKです。
堂々と紙を出して、スピーチであれば片手に持つといいでしょう。
こそこそと本当にメモ程度に見るよりは、手に持っていた方がスマートです。
フォーマルな場に相応しいメモ用紙にしましょう。
また、スピーチする際は話し手をゆっくり見てアイコンタクトを取りながら話しましょう。
おすすめのスピーチ台本や緊張を緩和する本
スピーチする際の心構えはもちろん、スピーチの中身も色々と参考にしたいですよね。
私がおすすめする、スピーチの内容も考えられて、人前で話すのも苦にならない方法が書かれた本を、3つご紹介します。
文例とあがり対策どちらもできる!
「結婚式のスピーチで困らない本」
ラジオDJであり、話し方指導も行う作者が書いた、「結婚式のスピーチで困らない本」
スピーチ事例も掲載されており、原稿を書く際の参考になります。
そして、人前でもあがらないようにするテクニックも書かれており、スピーチ前の心の準備になりそうです。
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自分の立場に合った文例が見れる!
「結婚式短いスピーチ 話し方・マナー・演出のコツがわかる」

結婚式のスピーチ事例が多く掲載されている「結婚式短いスピーチ 話し方・マナー・演出のコツがわかる」。
同僚・友人・上司・親族…スピーチするであろう立場を全て網羅し、事例が書かれています。
そのため、自分の立場に合わせた原稿書きの参考になりそうな一冊です。
また、緊張しないようにするテクニックも書かれいます。
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話すことへの緊張対策!
「人前で話すのがラクになる!5つの魔法」

魔法と書かれると、なんだか怪しい…と思われがちですが、心理学や脳科学を使い理論的に解説されています。
そのため、女性だけでなく、男性にも理解しやすい内容となっています。
人前で話すことに苦手意識を持っている方は、是非こちらの本を読んでみてください。
各章にはまとめも入っているので、要点を掴みやすく、スピーチ前にも振り返って心を落ち着けることができそうです。
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まとめ
結婚式でのスピーチは頼んだ方も頼まれた方も、少し緊張しますよね。
メモを見ることはいけないことではありませんが、ただ「読み上げる」のではスピーチになりません。
一番大事なのはその日に向けて練習することですが、
メモを見ながら話す際はアイコンタクトと堂々とした態度が大事です!
晴れの日の大役、どうか参考になれば幸いです♡

トップの画像はHello Magazineよりお借りしました。
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