コロナ禍で、結婚式開催を躊躇されていたり、結婚式の新しいカタチを考えられたりしている新郎新婦さんは多いですよね。
そんな中、ロックダウンで不要不急の外出が禁じられているハワイで、とっても素敵な結婚式をされていたご夫婦がいらっしゃいます。
今回は、素敵な結婚式をされた方にインタビューをさせていただきました。
これからの「新しい結婚式のカタチ」を考えるキッカケにもなる事例を、ご紹介させていただきます。
目次
コロナ禍での素敵ウエディングを行なったおふたりについて

お名前 | EMIさん♡Christianさん |
挙式日 | 2020年8月17日 |
挙式場所 | ハワイの海の上 |
挙式スタイル | サーフボードの上に乗って海の上での挙式 |
参列ゲスト | 20名超 |
サーフィンを通じて出会ったおふたり。
共通の仲間も、サーフィンをされている友達が多いそうです。
列席者はサーフボードに乗ることが初めての方もいらっしゃいましたが、仲間がサポートしてくれて乗って海の上で挙式を行いました。
どうして海の上での結婚式だったのか?
ゲストの反応や工夫したことについてお伺いしました。
海の中での結婚式について

でも、ビーチにいること自体が禁止になってしまったため、海の上での結婚式を思いついたんです。
サーフィンで出会った私たちだからピッタリかなと思ったんです

ハワイは現在、コロナウィルス感染拡大の影響で、ロックダウン中です。
おふたりが結婚式をされた時も、ビーチや公園などの施設利用は禁止されていました。
ただ、海の中でのエクササイズとしてのスポーツは認められていて、サーフィンも認められているものの一つです。
そして、おふたりの出会いはサーフィン。
海の中で出会ったふたりだからこそ、海で挙式を行うことは日常の延長線上で行えて、シンプルでいいのではないかと考えたそうです。

海の中と言っても、海中ではなく、海に浮かんで行いました。
具体的には、サーフボードの上に乗って、ゲストにもサーフボードに乗ってもらい、海で挙式を行うことでした。
2人の出会いの場であり、日常のもっとも好きなシーンである海で結婚式を行うだなんて、素敵すぎますよね♡
結婚式のテーマやコンセプトについて


日常の中に幸せがある
海の上で出会って、サーフィンという海の繋がりで結び付いたおふたり。
それに、私たちはいつもサンセットの時間にサーフィンをしているので、大好きなサンセットの時間で結婚式を行えるようにしていきました。

「幸せは、日常の中にある」
そう信じているふたりだからこそ、日常の延長線上で行うシンプルな式を行いたかったそうです。
日常の中で、一番幸せな瞬間は、大好きなサンセットの時間に、大好きなサーフィンをしている時。

そのため、2人のこだわりは
- 出会いの場所である「海」と「サーフィン」をテーマに
- いつもサーフィンをする大好きな「サンセットの時間」に行うこと
でした。
ゲストへの配慮
特別な準備をせずに、ゲストに気軽に参加して欲しい、という気持ちが大きかったおふたり。

いつもある幸せな『日常』を大事にしたかったからこそ、ゲストへの持ち物の案内は、「サーフボード」のみ。
そしてドレスコードは、「お気に入りの水着」。
普段サーフィンをしている仲間であれば、すでに揃えられているものでご案内をしたそうです。
結婚式当日のタイムスケジュール

ハワイでは、司式者の元で誓いを立てないと、結婚の手続きが出来ないのです。それもあって、結婚式を行おうと思いました。
友人から、牧師先生を紹介してもらい、海の中での結婚式が出来ないか相談するところから準備を進めていきました。
牧師先生も海の上でなんて初めてだったそうですが、快く引き受けてくれました!


挙式日も平日だったため、彼も含めて皆仕事終わりに参加してくれていました。
結婚式当日に仕事なんて、普通は行えないじゃないですか。
でも、そこも、日常の延長線上で出来て良かったなと思います。

ふたりが結婚をすると決めたのが、結婚式の11日前でした。
直前にも関わらず、何とゲストは20名以上駆けつけてくれました!
普段からサンセットの時間でサーフィンをしている仲間も多く、日常と同じ時間で出来たからこそですね。

当日のタイムスケジュールは
18:10 ゲストは指定したビーチに集合→入水
18:15 おふたりと牧師先生が挨拶→牧師先生入水
18:30 ビーチから歩き始め→おふたり入水
18:40 挙式@海の上
19:00 サンセット
挙式後、おふたりからスピーチ
その後、みんなでサーフィン
おふたりもサーフィンしつつ、ゲストをお見送り・写真撮影
ビーチにいられないため、ゲストは到着し次第海に入って待っていました。
また、サーフィンをしていないゲストには、サーフィンをしているゲストがサポートをして、挙式ポイントまで連れて行ってくれたそうです。
ご友人に事前にお願いをして、ゲストをまとめてもらったり、挙式後にふたりが乗っていたボードをショップに返却してもらったりとサポートをしてもらいました。
大好きな皆の作るバージンロードを通って行けたことが、本当に幸せでした!


仲間が作るバージンロード
ご友人の気持ちで作られたバージンロード。
素敵すぎますよね!
賛同の拍手も、ハワイのサーファーの伝統で、水を上にすくって水しぶきをあげることでお祝いをしてくれて。
本当に周りのみんなに感謝ですし、幸せです!


お祝いの水しぶきをあげている様子

お祝いの水しぶきを受けて
結婚式を通じて感じた感想・これからの結婚式について

結婚式って、結婚式場だけで行うのが全てではないなと思いました。
大好きな仲間と幸せを分かち合えれば、どこでも出来ると感じました。

自分たちの出会ったことや好きなことのルーツを辿った時に、海の上という選択肢を選んだおふたり。
ゲストとは後日、レストランでお食事をして、お礼をされたそうです。
日常の延長線上に結婚という儀式があって、大好きな仲間、大好きな場所で出来ることが幸せなのだなと改めて思いました。

親友からレイをかけてもらう様子
日常を大事にしているからこそ、挙式でもメイクはほぼしないで、いつものサーフィンをするのと同じようにされたそうです。
唯一、Emiさんはハクレイ(花かんむり)を、彼はククイナッツのレイをし、挙式に臨みました。

まとめ
結婚式というと、結婚式場でドレスを着て、大勢のゲストを呼んで、お料理を振る舞い、こだわって行う。
そういう結婚式も、もちろん素敵です。
しかし、感染症拡大をきっかけに、従来の結婚式のカタチが思うように実現できない状況が出てきてしまいました。
計画されている新郎新婦にとっては、計り知れないほどの悲しみや不安があると思います。
でも同時に、この感染症をキッカケに、大きく結婚式が変わっていくタイミングなのではないかとも思います。
今まで呼んでいた人も、ご祝儀も、場所も、何もかも見直す絶好のチャンスとも言えるのではないでしょうか。
本当に呼びたい人だけを呼んで、豪勢じゃなくとも、ふたりらしいセレモニーを行うこと。
何百万円とかけなくても、幸せな結婚式は出来ます。
withコロナが叫ばれ、今後の結婚式を考えた時に、
もっともっとこのような、ナチュラルで自由な発想の結婚式が増えていくのではないかと思います。
Emiさんのように、ふたりらしさを見つけて、素敵な結婚式をしていきましょう♡

素晴らしい情報をありがとうございました!
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