「海外挙式に新郎側だけ友達が来て、新婦側はゼロ。これって変?」
「両家の友人のバランスが極端で、何かいい方法はないかな」
そう悩んでいる新郎新婦さんは意外と多いのです。
「行きたい!」と言ってくれていたお友達を実際に誘ったら、列席を断られてしまって落ち込んでいる…と気にされている方もいらっしゃいました。
ご友人に来てもらえないことによる結婚式の両家の列席者バランスについての不安に、ウエディングプランナーの私が答えます。
- 結婚式における両家のバランスを取るアイディア3つ
- 気持ちよく結婚式当日を過ごす方法
目次
友達が来ないからといって 結婚式が楽しくないわけじゃない!
結論から言うと、友人が来られないからといって、友情が終わりな訳でも、楽しくないわけでもないです!
OZmallにてプレ花嫁さんのご相談を見ました。
ハワイ挙式が決まって、ご友人に声を掛けたところ、列席してもらえないという悩みでした。
出席してくれる友達がいないという事実を突きつけられた今、寂しくて悲しく
て情けなくてどうこの気持ちを整理したらいいのかわかりません。
(中略)
彼は奥様同伴で出席してくれる友達を含め友達20人が出席することが決まっています。
両家の出席人数をそろえる予定はなく、来ていただける方に来ていただこうという話になっていたので彼側は大勢です。
新郎側の友人は来ているのに、新婦側は友人がいない。
結婚式という自分たちの一大イベントに、海外と言えど、お祝いしてもらいたい気持ちもありますよね。
それに友人がいないことで、新郎側ゲストからどう思われるかな、自分の友達はお祝いしてくれないのかな…と泣きたくなりますよね。

しかし、ここで覚えていて欲しいのは、人にはそれぞれ見えない事情があるということです。
そして、この状況は実は女性ゲストには良くあることです。
特にアラサー世代だと、友人は結婚して子供を生んだタイミングだったり、
仕事で重要なポジションやプロジェクト期間中でどうしても休みが取れなかったりします。
また、実は貯金が今ピンチでお祝いできる状況じゃない、
一人旅は怖くて出来ない、同じグループの子が欠席するから行きたいけど不安、という場合などもありえます。
男性でも、結婚したばかりで海外には行けない、など人には様々な理由があるはずです。
理由があるけど、結果、誰もいないという状況だけを見て、自分のことを相手ゲストから変に判断されないかと余計な心配も増えますよね。

しかし、気にしているのは自分だけということが大いにあって、周りは実はそんな風に思っていないことが多いですよ!
それに、海外挙式は条件が揃わないと中々大勢のゲストに来てもらうことは難しく、来てもらえたらラッキーくらいに考えておいた方が気が楽です。
実際にゼクシィ調べによると、海外挙式の平均ゲスト人数は9.7人で、内友人の列席人数の平均は5.3人となっています。

ゲストが20名以上と多いカップルは、相当金銭的に余裕がある人や、現地に友人がいる方、
新郎新婦が同じ会社同士で同僚も全員が休みを取れる時期を狙った、など、本当に一部の人だった印象です。
そのため、海外挙式でご友人が来られないことは結構多いシチュエーションなのです。
人にはそれぞれバックグラウンドがあります。
また、海外挙式となると、ハードルが高くなってしまいます。
様々な条件が揃ってご友人にも列席してもらえるため、友人が来てくれたらラッキーくらいに考えましょう。
海外挙式で自分・相手側だけ友達がいないことで
考えられる3つの不安と解決策
ご両家のゲストのバランスを取るのは難しいですが、どちらか側のご友人がいらっしゃれないことで、気になることが増えて来ますよね。
それを分解していくと、大きく分けて3つ考えられます。
- 周りからの評価
- ビジュアル問題
- 結婚式当日の心境
しかし、結論から言うと、工夫次第で解消していけます!
順に詳細を見ていきましょう。
周りからの評価
自分側のゲストに友人がいないことで、列席した相手側の友人ゲストからどう思われているか気にして、不安になることです。
そういった周りからの目を気にするのであれば、気にさせないようにする方法を試していくのも良いかもしれません♪
具体的には
- ドレスコードで統一感を出す
- 家族中心の式であることを伝えておく
- 席次表に肩書きを書かない
では順々に見ていきましょう。
ドレスコードで統一感を出す
結婚式の参列衣装をこちら側で提供して、全員統一な衣装にして、どちらが新郎側・新婦側か区別がつかないようにするのも一つの案です。
それに加えてドレスコードのメリットは、統一感が出てお洒落になること。
また、ゲスト同士も親近感がわきやすく、結婚式全体として、アットホームな雰囲気になることです。

全員でお揃いの衣装にすることで両家の区別が無くなります 引用:https://www.mangohouse.jp
新郎側も新婦側も同じ柄の衣装にしたり、色目にしていくと、どこからが新郎家・新婦家なのかを判断するよりも、
統一された雰囲気に、皆さん楽しんでくれますよ♬
家族中心の式であることを伝えておく
あらかじめ、家族中心であることを伝えておくと気が楽になるかも知れません。
自分側のゲストだけ来ないことを気にしていると、自分自身も楽しくないですよね。
フォーカスすべきは「友人がいない」ということではなくて、「来てくれている家族」です!
来てくれている人と一緒にどう過ごしていくか?を大事にしていきましょう。
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来てくれるゲストを第一優先していきましょう 引用:https://www.brides.com
そのためにも、あらかじめ列席者には家族中心の式であることを伝えたら、理解してもらいやすいです。
そうすることで、自分自身も気持ちが「ない」ものから「ある」ものに向けられて、ポジティブに過ごせます♡
席次表に肩書きを書かない
海外挙式だと、そこまで人数が多くなければ、席次表を作らない方も多いです。
それでも、もし席次表を作成されるのであれば、肩書きを書かないでおくのも一つの手です。
肩書きが書かれていると、友人比率などを気にしていない人でも気付いてしまうかも知れません。
それに最近だと、シーティングチャートやエスコートカードで、席を案内していく方法がおしゃれで効率的です♡
詳しくは、結婚式の席次表は必要?なしでもいい?のブログ内や
席次表なしの海外ウエディングに学ぶ!シーティングチャートって?で解説していますので、ご参考ください♡
「いない」ことに焦点を当てるのではなく、「来てくれている皆」に注目しましょう。
ドレスコードで統一感を出していったり、おしゃれなエスコートカードで、
「ふたりのゲスト」としておもてなしをしていけば、ゲストも気になりません♡
両家バランスのビジュアルの問題
教会に入った瞬間、自分側だけガラーンとしていたら泣いてしまうかも!と心配される方もいらっしゃいますよね。

でも、ゲストを「ふたりのゲスト」として捉えていくことで解決します。
新郎側・新婦側のゲストと区別するのではなく、ふたりのゲストとして考え、教会の座る位置も、プランナーさんに伝えて、両サイドに均等になるように案内してもらいましょう。
実際に国内でも海外挙式時でも、どちらかの人数が多い場合は均等になるようにご案内をしていました。
結婚式当日の自分の心境問題
当日彼・彼女側のゲストが多くて、気後れしないか、蚊帳の外にならないか…という心配もされますよね。
それを解決するには、あらかじめ相手側の友人に会っておく、情報を共有しておく、ということです。

あらかじめご友人に会っておけば、当日はじめましてよりも緊張感が少ないです。
また会えない場合は、その友人の情報を聞いておくと、当日会った時の話題のネタに出来ます。
それに、あらかじめ聞いておくことで、当日そのご友人に会うのが楽しみにもなります♪
まとめ
自分・相手側とのゲストのバランスの取り方や、不安になることへの解決策をお伝えしました。
冒頭でもお伝えしたように、海外挙式でご友人が列席できる条件はかなり限られています。
来てくれたゲストを第一に考えて、最高の結婚式の日を心から楽しんでいくように意識をフォーカスしましょう♡
参考になれば幸いです。
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