新型コロナウィルスが猛威をふるう中、海外の花嫁はどうしているの?
なぜ今結婚式を行うことにしたの?
ここではロックダウン中や、感染症による規制の元
実際にアメリカで行われた結婚式7選をお届けします。
ウエディングプランナーである私から、この記事を通じて結婚式のヒントになれば幸いです。
目次
オンラインビデオでのWeb結婚式
自宅にいながら、結婚式をビデオ通話を介して行ったカップルがいます。
ニューヨーク州で行われた、家での結婚式。
結婚をするために、裁判官に結婚式・そしてマリッジライセンスをお願いしたダボさんご夫婦は、
裁判官とフェイスタイム(ビデオ通話)を行なって結婚式を自宅にて執り行いました。

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日本では婚姻届を提出すれば事実上結婚となりますが、アメリカで結婚をする場合は第三者の承認が必要となります。
簡単に言うと、マリッジライセンスと呼ばれる結婚許可書を提出し、
教会の牧師や神父、もしくは裁判官や資格のある司式者のもとで結婚式を行い
結婚証明書をもらえたら、初めて法的に結婚ができます。
結婚するには司式者に結婚式を行なってもらわなければなりません。
そこでパンデミックの状況の中で2人がした選択は、ビデオ通話での結婚式。
実際にニューヨーク州では4月20日に、ビデオを介しての結婚式を認めることを知事が宣言しました。

ドライブスルー結婚式
ソーシャルディスタンスを守りながら、ドライブスルーのように結婚式を車や家から見守るスタイル。
ケース1:自宅前の道路で結婚式

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家の前の私道にはおよそ50台もの車がドライブスルーのように通りながら、ふたりの結婚式を見守りました。
このカップルは新婦が医療関係で働いていて、コロナウィルスの本格的な治療に集中する前にと挙式予定日を早めて挙式を行いました。
家のガレージの前で挙式を行い、お家の近くでゲストは車や家から距離を保ちながら見守りました。
また、隣の家に住む新婦の祖父母も家から見守っていただけたそうです。

新婦祖父母に祝福される新郎新婦 引用:https://www.nytimes.com
道で行うのは、また許可などが必要ですが、
広大な敷地や牧場でゲストは車や離れた場所から見守っていただくというアイディアもいいかもしれません。
ケース2:車から・家の外からお祝いを!
挙式会場を出た駐車場で、ゲストに車で待機していただき
挙式後、駐車場に出てゲストにクラクションを鳴らしたり、歓声を上げてお祝いを表してもらうという方法もあります。
このカップルは、挙式を新婦の両親の家で行いました。
「今夜7時に結婚式を行います。車で通りかかったらお祝いのクラクションを鳴らして!」と記載しています。
2枚目の写真にあるように、ゲストがお祝いしに来て窓から様子を見てくれています。
ケース3:結婚式をデリバリー!?
もう一つのオプションとして、パレードのようにゲストの家の近くを回るというアイディアもあります!
結婚式後に、家族や友人の家の近くを車で走れば、ゲストにドレス姿を披露できます。
そして、ゲストも家から手を振ってくれたり、道路の近くまで来てお祝いの言葉を言ってくれるかもしれません!
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ふたりだけの結婚式
ソーシャルディスタンス×少人数
2人だけ、もしくはごく近しい人たちを呼ぶ方法です。
ごく近しい人10名以下をゲストとして招き、距離を保ちながら立ち会って挙式を行います。
ソーシャルディスタンスを取りながらの挙式 引用:https://betweenthepine.com
ケース1:カメラマンとビデオグラファー、ウエディングプランナーに囲まれた式
マサチューセッツ州で行われた結婚式。
3月にデスティネーションウエディングで、ラスベガスのチャペルで式を挙げパーティーの予定だったジェロドさんとヴィクトリアさんご夫婦。
ただ、アメリカでロックダウン宣言が出て、結婚式を行えない状況に。
彼女の唯一の希望は「結婚をすること」「結婚式の写真を残したい」ということでした。
当日はウエディングプランナーに立会してもらい、結婚式を執り行いました。
そして結婚式の様子はビデオグラファーがライブストリームで
家族や友人にインターネットで配信され、ゲストにも画面越しでお祝いしてもらったそうです!

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ケース2:350人のゲストから家族のみの結婚式へ
5月の頭に350名のゲストを招いての挙式の計画を立てていたふたり。
イタリアでの新婚旅行も予定していました。
しかし次々とロックダウンになっていく様子を見て、
いつになるか分からない未来に延期するよりも、日付を早めて結婚式を行うことに決めたそうです。
結婚式当日は新郎新婦とその家族、そしてシンガーと牧師のみが教会に集まり、
列席予定だった350名のゲストは、Zoomのライブストリームで参加しました。
ゲストの中には、正装でライブストリームにて参加してくれていたそうです!

ロックダウンになる前に家族のみの結婚式を執り行ったカップル https://www.nytimes.com
結婚式に着る予定だったウエディングドレスは、日付を早めたことで届かなかったため
新婦は緑色のワンピースでバージンロードを歩きました。
ケース3:一番大事なことは、この人と結婚すること
4月上旬に250名のゲストを招いてニューヨークで挙式予定だったふたり。
感染症拡大の影響で、結婚式の日にちを延期するか考えましたが、
結婚式をすることではなく、この人と結婚が早くしたいと考え、延期せずに決行することを決めたそうです。

感染症予防のためにグローブの上から結婚指輪を https://www.nytimes.com
結婚式当日は、ソーシャルディスタンスを守って家族と司式者のみを招き、
100名のゲストがライブストリームで見守る中、行われました。
挙式後のパーティーは、駐車場にてシャンパンで乾杯!
あくまでもソーシャルディスタンスを保っていたそうです。
指にはめた指輪も感染症予防のため、グローブの上から。
ドレスもタキシードも、結婚式の日に着る予定だったものが間に合わず
別の衣装を着ての結婚式でした。
まとめ
少人数での結婚式や、オンラインでの挙式、距離を保ちながらの結婚式、
インターネットが発達した今、思い描いていたのとは違うかもしれないけど
出来る形があることがわかりました。>
海外の、結婚式を決断したカップルに共通することに、
「結婚式」ではなく「この人と結婚をすること」に重きを置いていることを感じました。
延期にする、キャンセルする、予定通り実行する、海外の例を参考にしてみる…
どれを選択したとしても、今できるベストを尽くせば、必ずその想いはゲストにも繋がります。
大丈夫。
必ず幸せな結婚式は出来ます!
参考になれば幸いです♡
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