挙式会場を選ぶ際、「チャペルと教会…一緒じゃないの?」と思われる方は多いです。
しかし、両者は全然別物なのです!
そして違うからこそ、それぞれの良さがあります。
ウエディングプランナーの私が、チャペルと教会の違いや、それぞれの良さについて徹底解説します。
この記事を読めば、「教会?チャペル?」などと言わず、スマートに挙式会場を選べるかも知れません。
- チャペルと教会の違いについて
- チャペル・教会それぞれのメリット・デメリットについて
目次
チャペルと教会の違いについて
「チャペル=教会?」と混乱してしまいますが、両者は別物です。
- チャペル=ウエディング専用の施設
- 教会=宗教施設
です。

それぞれ解説していきます。
チャペルとは
チャペルとは、結婚式を行うために建てられた施設のことを指します。
ホテルや専門式場に併設されている挙式会場は、ほとんどがチャペルです。
例えば、建築が有名な北海道にある「水の教会」
「教会」とついていますが、結婚式場の所有の結婚式施設であるため、チャペルです。

水の教会 引用:https://tomamu-wedding.com/waterchapel/
このように、結婚式場に併設されている挙式場は、ほとんどがチャペルと呼ばれます。
チャペルでは、宗教に関係なく、どんな方でもチャペルで挙式を行うことが可能です。
教会(チャーチ)とは?
教会とは、その宗教の信者が通う宗教施設で、礼拝などを行う施設のことを指します。
そのため、基本的に結婚式として使用する際は、その宗派の人がその宗教での挙式を行います。

ハワイで人気の教会・キャルバリーバイザシー教会
7-8割の日本人が無宗教であると言われており、宗教施設というと想像しにくいですよね。
日本人で言うところの、神社が近い存在かと思います。
よく、七五三など節目になったら近所の神社にお参りに行ったり、夏祭りで神社に行ったりしませんか?
神社のように、キリスト教などの信者が普段から通う場所として、教会(チャペル)があります。
私のキリスト教の友人は、週末になったら教会に行ってミサ(お祈り)をしていました。
また、教会で知り合った人と遊びに行っており、地域のコミュニティの場であるとも言えそうです。
そのように、幼い頃から通っていた教会で、その宗教のしきたりに法って挙式を行うことは自然なことかもしれませんね。
日本人が挙げられる教会は、基本的にはその宗教の信者でなくても挙式できます。
しかし、場所や宗派によっては、その信者でないと挙げられない教会もあるため、確認が必要です。
- 教会は宗教施設のための場所
- チャペルは結婚式のための場所
チャペル挙式のメリット・デメリットとは?
チャペルを選ばれる際のメリット3つとデメリット2つをお伝えします。
また、ウエディングプランナーとして内部事情も交えてお伝えします。
チャペルのメリット
1.結婚式に必要なものが揃っている!
結婚式をメインとしているため、細々とした結婚式に必要なものが揃っていることです。
例えばリングピローやフラワーシャワーを入れるかご、ブーケスタンド、
座り心地の良い椅子、挙式前後で使用する新郎新婦控え室などなど…
あったら良いな!が揃っていることが多いです。

結婚式のために創られた施設なので、雨でも濡れないような動線や、ゲストへ負担のないルートで設計されていることが多いです。
2.それぞれのデザインがあり、ニーズに合ったデザイン・ロケーションが多い
真っ白なチャペルや、ステンドグラスの会場など
日本の花嫁が好きなテイストに合わせたデザインのチャペルが多く、好きなテイストの会場で挙式しやすいことです。

特に、海外の日本人向けのチャペルの場合、その場所の特徴を生かしている会場が多いです。
例えば、ハワイではやっぱり海を見ながら結婚式をしたいという花嫁様は多いです。
そのニーズに応えて、綺麗な海バックで挙式が行えるようなロケーション、
海が見えるガラス張りの会場、景色を邪魔しないデザインと考えられて設計されているので、理想を見つけやすいのです。
また、同じ敷地内でお食事ができるパーティー施設が併設されているなど、痒いところに手が届くサービスも充実していることが多いです。
海外に不慣れな方でも安心して結婚式・パーティーが行えるような結婚式施設になっています。

3.英語ができなくてもOK!ゲストも安心!
海外で挙式する場合、日系の会社のチャペルには、大体現地の日本人や日本語が喋れるスタッフが当日サポートしてくれます。
海外で結婚式となると、言語の問題もあり、心配事やハードルが高くなるのかも知れません。
おふたりが英語を話せたとしてもゲストの中には不慣れな方もいらっしゃるという方も多いのではないでしょうか。
でも、日系のチャペルの場合、ほとんど全て日本語で行うことが出来るため、ゲストにも快適に過ごしていただけます。

また、日本の高水準なサービスが受けられることも大きなメリットです。
例えば、ハワイにいた時、「これいくら?」と店員さんに聞いても、「私わからないからあの人に聞いて」と立ち去られて、その人には自分で聞きに行かないといけない状況でした。
きっと日本なら「分かり兼ねますので、担当者をお連れします」と言って、担当者が「お待たせしました」と出てくるでしょう…。
でも悪気があってやっているわけでもないのです。
ただただこれが、ハワイでのスタンダードだったのです。
お客様は神様ではないのです。
そんなの住んでいてもびっくりするのに、初めていらっしゃった方にはとんでもなくびっくりして「なんてサービスだ!」と怒る方もいらっしゃるかも知れません。
でもそこは日系の会社。
チャペルではそんな日本人の価値観と海外の常識に差異があることも知っているため
高水準のサービスを提供しようとしてくれます。
- 結婚式に必要なグッズが揃っていて安心
- 質の高いサービスや考えられた動線など、過ごしやすく安心できる
- 日本人好みの建物やサービスがある
チャペルのデメリットは?
1.作られた感は否めない
結婚式を行うために作られた施設のため、教会と比べると重厚感はそこまで感じられないかも知れませんし、レプリカ感は否めないです。

2.(海外ウエディング編)国内ウエディングと変わらない
日本人向けに作られているので、国内結婚式場のチャペルやパーティー会場と似ていて、サービスする人も日本人や日本語のため、海外で挙式をしている感じが少なくなるかもしれません。
せっかく海外に来たけれど、景色がハワイなだけで
きっちりとしたサービス、ご丁寧なお言葉遣い、建物の感じ…まるで国内で挙式をしている感じがするかも知れません。
でもそれが良いという方には、大きなメリットです。
どうしても作られたもの感がある。
また海外の場合、海外でしているのに日本のサービスで海外を感じにくい
教会のメリット・デメリットとは?
教会にした場合のメリット3つ、デメリット2つをお伝えします。
教会のメリット
1.本物の教会であること
教会は、その宗教の信者の方が集い、祈りを捧げている場です。

そのため、地域の人に愛されている教会で挙げるのは思い入れが異なって来ますよね。
またそのような神聖な場所のため、厳格さが全く異なります。
日本で例えるのなら、神社挙式をイメージしていただくと分かり易いかも知れません。

三嶋大社にて

その通っていたり、節目の時に行く神社で挙式を行うというイメージです。
神様がいらっしゃる神聖な場所で挙式が行えるというのは
まさに神の前で契りを交わすという重々しく大事な儀式になりますね。
2.ほぼ永久的に存在する
商業用に作られていない分、改造などはあるかも知れませんが建物自体が消滅する可能性が低いです。
そのため、結婚式を挙げた思い出の場所がなくならず、いつでも帰れるというメリットがあります。
教会は、普段はミサやお祈りの場所として、また地域のコミュニティの場所として存在しています。
例えば、オアフ島で最も歴史のある教会といえばカワイアハオ教会。
カワイアハオ教会は1842年設立…なんと178年の歴史があるのです!!

ハワイ最古の教会カワイアハオ教会 引用:https://www.aloha-program.com
178年間地域に根ざし、愛されている教会で挙げられるなんて素敵ですよね。
また、親子2代、3代同じ教会で挙げることも出来ますね!(実際にお客様でもいらっしゃいました!)
また旅行に行った時に訪れるなど、「帰る」楽しみができます。
3.(海外挙式編)海外感が味わえる
基本的にスタッフが現地の人であることが多いため、海外挙式していることを感じられます♡
でも、日本のプロデュース会社を通して依頼している場合は、日本人スタッフや日本語ができるスタッフがつくことが多いので、英語に不安でも大丈夫です!

現地のスタッフが関わってくれるからこそ、現地の人の明るさでよりHappyになります!
時に退場時には「Yeah! Kiss the Bride!!」とテンション高く言って退場時にキスして素敵な絵になったり♡
現地の人のあのテンションの高さとHappyさに、気分が開放的になります♪!
これは海外ウエディングの醍醐味ですよね♡
教会のデメリット
1.アレンジしにくい
結婚式を行うためだけの施設ではないため、設備面ではチャペルと比較すると足りていないものもあるかも知れません。
また、教会自体にステンドグラスなど美しい装飾があるため自分たちらしくアレンジするというのは難しいかと思います。

2.挙式できる日が決まっている
宗教施設であるため、日曜の午前中はミサで結婚式では使用できない、など挙式日が決まっているところが多いです。
アメリカだとイースターやサンクスギビング、クリスマスなどのキリスト教関連のお祝い事の週はイレギュラーな時間帯しか結婚式を受け付けないなどもあります。
また、幼稚園などが併設されている教会では、その幼稚園の卒業式や行事によって結婚式を受け付けられないことがあります。

おすすめはチャペル・教会どっち!?
これは個人的な意見ですが、ハワイでどちらとも見て来た経験から
日本の高水準なサービスでおもてなし重視派であればチャペル
せっかく海外に来たからには海外式で厳かに行いたい派は教会
だと思います。
まとめ
結婚式をするとなって初めて知る、チャペルとチャーチの違い。
今回はハワイと国内ウエディングをして来たウエディングプランナーからの目線でお届けしました。
どちらが自分たちに合っているか?
参考になれば幸いです♪
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