新型コロナウィルス感染拡大によって、本来ならば楽しみなはずの結婚式についても、不安を抱えたまま過ごすという新郎新婦さんが多いと思います。
今この不安な状況で、新郎新婦さんが結婚式を考えることへの手助け、少しでもポジティブになる情報や対応策を
ウエディングプランナーである私がお伝えできたらと思います。
- 今、結婚式を行う/延期か迷っている方への決断方法
- 結婚式延期/実施の場合の確認事項
- 海外の花嫁の決断と事例
目次
新型コロナウィルスで悩んでいる新郎新婦さんへ
【必ず幸せな結婚式はできる】
結婚式に向けてゲストのことや、親御さんのこと、自分たちのこと、たくさん沢山考えて準備してきましたよね。
本来だったら考えなくてもいいことを考えて決断していかなければならない状況になっている。
自分で何とも出来ない状況下で、ネガティヴになってしまうのも当然です。
でも、そこで覚えていて欲しいことは、
「今最善な方法をつくすことで、必ず幸せな結婚式はできる」
ということです。
楽しみが先延ばしになっているだけで、祝福されていないとかそういうことではないのです。
生きてさえいれば、楽しみにしているその日は必ず来ます。
だから、悲しみに押しつぶされそうになっていても、必ず祝福される幸せな日は訪れることを信じて、
今、できる最善のことを考えていくことにフォーカスしていきましょう。
結婚式を予定通り行う?延期?迷っている方へ
まず考えるのが、結婚式を予定通り行うか、延期するかですよね。
色々な感情が出て来ますが、結婚式は両家の結びつきでもあるため、親御様の意見を伺ったり、ゲストのことを考えて話し合っていきましょう。
両家のご家族と話し合い
両家の親御様と、結婚式を開催するかどうかを話し合いましょう。
その前に、2人で、結婚式を今行うことのメリットやデメリットを冷静に洗い出していきましょう。
感情と少し離れてみて、
- 最新の政府と自治体の対応
- 今結婚式をすることのメリット・デメリット
- 今結婚式を行うとしたら、金額やゲストのメンバーについて
- 結婚式を延期した場合のメリット・デメリット
- 結婚式を延期した場合に予想される出来事や金額
事実を洗い出し、紙に書き出して客観的に見ていきましょう。
そして納得できるような結論を2人で出していき、親御様にもアドバイスを仰ぎましょう。
会場に状況を確認
冷静に判断するためにも、式場に下記の質問を中心に確認していくことが大事です。
・予定通り実施可能か(各パートナーも含めて)
・キャンセル料、または延期にした場合の料金
・人数を減らした場合の料金変動
・実施可能の場合の対応措置
そして延期にするにしろ、キャンセルにするにしろ、料金がかかってくることが予想されます。
それは結婚式という商品の特性上、予約をした日から、その日をおふたりのためにブロックして他のお客様にご案内・販売出来ないようにしています。
そのため、結婚式が来ていなくても機会損失の補償としてキャンセル料はかかってきてしまいます。
また、お打ち合わせを既にしている場合には、打ち合わせスタッフのサービス料、発注済みの費用が発生します。
打ち合わせで決まったお花や引出物などは実際に手元になくても、既に発注を入れていて、キャンセル料が発生するのです。
ただ、今回のコロナウィルスの対応は、どこの会場でも初めてのことで、
おふたりの気持ちが誰よりも分かる会場だからこそ、会場によって対応は規定通りでなく、譲歩できるところは寄り添いたいとしているところもあります。
会場によって対応は異なるため、お申し込み会場にて確認をしていきましょう。
・2人で冷静にメリットデメリットを書き出して、判断をする
・会場に料金や実施の場合の対策を聞く
結婚式を予定通り実施に決めた方
予定通り結婚式を行うと決めたら、当日自分たちもゲストも安心して楽しめるように出来る限りのことはしていきましょう。
当日の対策を考える
プランナーと結婚式当日の対応を話し合いましょう。
会場側での感染対策を聞き、当日の消毒液の設置、進行の中での換気のタイミング、マスクの着用の有無などを検討しましょう。

そして場合によって進行内容を変更していくかどうかも考えましょう。
例えば、ビュッフェを取り入れている場合、そのまま実行するとしたら同じトングを使わないなどビュッフェ自体も取り入れるかどうか検討しましょう。
ゲストに再度出欠の確認を
結婚式を予定通り行う旨と、感染症対策の内容を伝えた上で、ゲストに再度出欠席を確認しましょう。
また、遠方からのゲストや高齢の方、妊娠中や小さなお子様連れ、持病をお持ちの方には個別で連絡を入れ、無理のないように判断してもらうことを勧めましょう。
もしかしたら、予定していた顔ぶれと異なるかもしれませんが、ふたりが沢山対応を考えて、ゲストのことを気遣っているあなたの心遣いは伝わります。
・会場内で出来る限りの感染症対策を考え、実施する
・対策案を伝えた上で、ゲストへ出欠席の判断を仰ぐ
結婚式を延期することに決めた方
延期の日時を確保する
延期をすると決めたら、会場にもよりますが、日時の確保をしていきましょう。

この時期に延期にされる方は今年の秋、もしくは来年春にされる方が多いようです。
ただし、秋や春は結婚式ではトップシーズン。
このコロナウィルスと関係なく、あらかじめ予約が入っていて、どこもいっぱいという式場も少なくないです。
もしその時期に延期する・もしくは会場との契約上その期間までしか延期出来ないのであれば、早めに抑えることをお勧めします。
ゲストに延期の旨を連絡
延期の日時が決まらずとも、ゲストへは早めに延期する旨を伝えましょう。
その際、日時が確保できていたら一緒に伝えてあげると安心です。
・延期の場合の日時を抑えると同時に料金の確認を会場にする
・ゲストへ早めに連絡を入れる
結婚式をすると決めた海外の花嫁の事例
同じ状況下で、なかなか実際の結婚式事情がまだ分からない中、
海外の、結婚式をすると決めた新郎新婦が行なった実際の結婚式を紹介します。
ゲストは残念ながら来られないけど、ゲストの心はここにある!
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ビッグウエディングを行う予定だったふたり。
ゲストの顔を一人一人思い浮かべながら歩くバージンロード。
工夫次第でゲストの笑顔が溢れた教会で、挙式を行いました。
それ以外にも海外では2人での結婚式や、ドライブスルーのように結婚式を行なったカップルもいます。
海外の花嫁が行なった結婚式は
【新型コロナウィルス】海外の花嫁が行なった結婚式とは?実例や方法を紹介
にて詳しく紹介しています。
まとめ
ウィルスによって計画していた楽しみな結婚式。
考えなくてもいいことまで考えなくてはならない状況の新郎新婦へ、
ゲストや周りの方はふたりの幸せを祈っていますし、祝福しています!
どのような決断にされるにしろ、幸せな結婚式は必ず訪れます!

コロナウィルスによって2人だけの結婚式に変更したカップル 引用:https://www.nytimes.com
隣にいるパートナーに感謝をし、ゲストを思いやるあなたのその優しい心をそっと抱きしめて
この今の時間でできる最善策を考えていきましょう。
ゲストも含めてあなたの決断に拍手とお祝いをします!
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